公開に先駆け、インド映画・華麗なるスター家系図を解説!

日本でも人気が高まるインド映画。そのスターたちのプロフィールを調べてみると、意外な事実が見えてくる。
『RRR』の Jr.NTR とラーム・チャラン、『PUSHPA/プシュパ』のアッル・アルジュン、そして『レニン 復讐の血戦』のアキル・アッキネーニ。世界を熱狂させるテルグ映画のスターたちには、意外な共通点がある。
実は彼らの多くが、親や祖父の世代から映画界で活躍する名門ファミリーの出身なのだ。
中でもアキルは、伝説的俳優 ANR を祖父に、大スターのナーガールジュナを父に持つ“3 代目”。華麗なる一族に生まれながら、『レニン 復讐の血戦』では泥臭く壮絶な復讐に身を投じる男を熱演する。インド映画を「家系図」から紐解けば、スターたちのもう一つの物語が見えてくる。

① 『レニン 復讐の血戦』 アキル・アッキネーニ 祖父も父も大スター!「アッキネーニ家」の 3 代目
『レニン 復讐の血戦』主演のアキル・アッキネーニは、まさにテルグ映画界のサラブレッド。アキルの祖父 ANR は、テルグ映画史を代表する俳優の一人。父ナーガールジュナもトップスターとなり、現在まで 3 世代にわたってスター俳優を輩出している。さらに一族は映画製作にも深く関わり、Annapurna Studios もアッキネーニ家の映画史を象徴する存在だ。
つまりアキルは単なる「2 世俳優」ではない。
「祖父→父→息子」テルグ映画界の名門を背負う“3 代目スター”なのである。

② 『RRR』 Jr.NTR 祖父は映画スターにして州首相!
もう一つの巨大ファミリーがナンダムーリ家。
Jr.NTR の祖父 N.T.ラーマ・ラオは 300 本以上の映画に出演したテルグ映画界の巨星であり、その後政治家に転身。アーンドラ・プラデーシュ州首相を務めた人物でもある。父ハリクリシュナも俳優・政治家として活動した。 つまり
Jr.NTR も、「祖父→父→Jr.NTR」という 3 代目スター。
『RRR』で世界的スターとなった彼の背景にも、テルグ映画界の巨大な映画一族が存在している。

③ 『RRR』ラーム・チャラン 父は「メガスター」チランジーヴィ
父は「メガスター」チランジーヴィ、そして『RRR』のもう一人の主演、ラーム・チャランもスター一家出身。
チランジーヴィは、映画界とのコネクションを持たない家庭からトップスターに上り詰めた人物。その息子ラーム・チャランは
2007 年に俳優デビューし、『マガディーラ 勇者転生』『ランガスタラム』などを経て、『RRR』で世界的な知名度を獲得した。ところが、この家系はここからさらに広がっていく。

④ 『PUSHPA/プシュパ』アッル・アルジュン 実はラーム・チャランと親戚!
実はラーム・チャランと親戚! テルグ映画界でも特に巨大なのが、コニデラ=アッル一族。
チランジーヴィの妻スレーカは、名優アッル・ラーマリンガイヤの娘。その兄が大物プロデューサーのアッル・アラヴィンドで、その息子こそ―― 『PUSHPA/プシュパ』のアッル・アルジュン。したがって、ラーム・チャランとアッル・アルジュンは従兄弟。日本で知られる『RRR』と『PUSHPA/プシュパ』のスターが、実は同じ巨大映画ファミリーにつながっているのだ。
さらにチランジーヴィの弟には、俳優・政治家として活躍するパワン・カリヤーン、俳優・プロデューサーのナーガ・バーブがおり、ナーガ・バーブの息子ヴァルン・テージも俳優として活動している。

⑤ なぜインド映画には「2 世・3 世スター」が多いのか?
テルグ映画界では、「スター」という存在が単なる俳優を超えて巨大なブランドになる。熱狂的なファン層を持ち、その人気が次世代にも影響を与えるケースがある。さらに一族が、俳優 → プロデューサー → 製作会社 → 配給・興行と映画ビジネスの複数領域に関わるケースもあり、単純な「芸能人一家」以上の存在になっている。実際、アッル=コニデラ、アッキネーニ=ダッグバーティ、ナンダムーリなどの一族がテルグ映画界で長年大きな影響力を持ってきたと報じられている。
一方で、これは「親がスターなら成功できる」という意味ではない。有名一家出身者にはデビュー時から注目や機会が与えられやすい反面、観客からは家名にふさわしいスターになれるのかという評価も受ける。

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